暑かった夏も終わり、今年も残り3カ月を切りました。これから少しずつ寒くなり、あっという間に冬も本番になってくるものと思われます。そんな寒い冬には体を温めてくれるお野菜を積極的に取るように心がけたいですね。
冬野菜と言われる根菜類は、体を温める効果があり厳しい寒さや風邪から体を守る為に旬である冬においしく食べられるのです。
体を温める野菜・冷やす野菜
食材には体を温める食材と、冷やす食材があります。一般的に野菜や果物は、暑い地方で取れるものは身体を冷やし、寒い地方で取れるものは温める作用を持っています。夏野菜は、水分が多く生で食べるものが多く、体を冷やす作用があり、冬野菜は体を温める作用があります。
東洋医学では、体を温める食材を「陽性(温・熱)」、冷やす食材を「陰性(涼・寒」、陽、陰のどちらにも偏らない中間の穏やかな性質の食材を「平性」と分類されます。陽と陰のどちらが良いということではなく、季節や生活環境に合わせて、偏らずバランスよく摂取することが大切です。今の時期は、積極的に「陽性」の食材を摂ることをおすすめします。陽性の食材には、かぼちゃ、玉ねぎ、ねぎ、にら、赤唐辛子、しょうが、大根、かぶ、白菜、にんじん、ごぼう、イモ類、豆類などが挙げられます。
栄養
●大根 大根の根の部分には、でんぷんの消化酵素であるアミラーゼが多く含まれ、でんぷんの消化を促進し、胃もたれ、胃酸過多、二日酔い、胸やけにとても効果的です。また、ビタミンCも豊富に含まれてます。ビタミンCは皮に多く含まれ、皮には毛細血管を強くするビタミンPも含まれていて、脳卒中の予防にも効果が期待できます。ですのでなるべく皮はむかずにきれいに洗って皮ごと食べることをおすすめします。さらに、大根の葉の部分には、ビタミンCやE、カルシウム、カリウム、カロチンも多く含まれ、栄養豊富です。
●かぼちゃ かぼちゃは、β-カロチン(ビタミンA)が豊富なほか、ビタミンB1、B2、C、E、カルシウム、鉄などをバランスよく含んだ、栄養価の高い野菜です。β-カロチンには、粘膜などの細胞を強化して、免疫力を高める働きがあります。免疫力が高まると、外から体内に侵入してくる有害な細菌やウイルスを撃退するだけではなく、抗がん作用も高まります。 ビタミンAとビタミンEは脂溶性なので、油と一緒に調理すると体内での吸収率が良くなります。 また、かぼちゃには食物繊維も豊富に含まれ、便秘の予防や改善や血圧の急激な上昇を防ぐ働きがあります。
●長ネギ ネギの臭気成分でもある硫化アリルは、活性酸素を抑えて血液をサラサラにする作用があり、動脈硬化の予防に効果的です。また、この硫化アリルは、ビタミンB1の吸収や働きを高め、疲労を回復させる効能や、消化液の分泌を良くして、食品の消化、吸収を高める効能があります。解熱効果や体を温め、発汗させるといった作用、喉の痛みを抑えるといった働きがあり、そのどれもが風邪の一般的な症状に有効です。長ネギには、このほかにカルシウム、カロテン、ビタミンCなどが含まれており、これらの成分は長ネギの青い部分のほうに多く、硫化アリルは白い部分に多く含まれています。
栄養満点!!ほうとう鍋
具だくさんで栄養満点の『ほうとう鍋』のレシピをご紹介します。ほうとう鍋のカボチャの豊富なカロチンにより、のど・胃の粘膜を守り風邪を予防。里芋などの根菜類は体の中で温かさが持続します。薬味に唐辛子を入れるとさらに効果的です。
栄養満点!!ほうとう鍋
材料 ( 4人分 )
ほうとう麺:300g 豚肉(薄切り)または鶏もも肉:200g かぼちゃ:1/4個 にんじん:1/2本 だいこん:1/4本 里芋:4~6個 ねぎ:1本 しめじ:1パック ★だし汁:1200~1600ml ★酒:大さじ2 ★みりん:大さじ3 ★しょうゆ:適量 みそ:大さじ5~6
調理方法
バランスのとれた食生活を心がけ、暑い夏を元気に乗り切りましょう。
MOSウイングは北九州の給食委託会社です。スタッフ一同「皆さまに美味しい食事をご提供し、喜んでいただきたい!」という思いを胸に、日々質の高いサービス提供に努めています。 北九州市内、及び近郊の福祉施設、医療機関、教育機関、社員食堂などの給食委託を中心に、それに付随する業務管理や衛生管理などトータルにサポートしております。 現状のお食事にお悩みのご担当者様、是非一度お気軽にご相談下さいませ。ニーズに応じたきめ細かいご提案をさせていただきます。
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